こんにちは、ポメ子です。
今日はTOEFLはまだ難しくて手が出ないという方や、英語が苦手という方向けに、基礎力をつけるために私が使った教材について説明していきます。
私は長らく英語に触れていなかったため、TOEFLの対策をする前にリハビリもかねて、以下の教材を利用して勉強始めました。
ここで最も大切なことは、読むことだけや聞くことだけに特化するのではなく、まんべんなく力をつけることです。
英語は日本語と同じ言葉です。
読む、聞く、話す、書く、そして語彙力、このすべての力を身に着けることがTOEFL攻略への近道となります。
私はこのやり方と会社の通信教育(1日1講座30分)で、1カ月でTOEIC660点から810点に上がりました。
英語がそんなに得意ではない方や、TOEFLを受けてみたけど全然ダメだった…という方は、英語に慣れるための手段として参考にしてください。
英語版ハリー・ポッターシリーズ
特に私はReadingが全然ダメだったので、いきなりTOEFL-iBTの問題に挑むよりも、ある程度易しい英語から始めようと思いました。
そこで選んだのが、ハリー・ポッターです。
ハリー・ポッターは英語初心者にはかなり優しい読み物です。(とは言ってもある程度の基礎は必要ですが)
まず小説であること、さらに読者の多くが子供なので、会話文が多く、あまり難しい表現もありません。
また、1巻は比較的簡単に読めるものの、2巻、3巻となるにつれて、結構読み辛くなってくるので、少しずつレベルアップをしていくにはちょうど良いのです。
もちろん、私自身が日本語版でハリー・ポッターを読み、すでにストーリーを知っていたことも理由として挙げられます。
私はよく英語を勉強しようと思って、難しそうな洋書や英語の参考書やらを買って、「よし、やるぞ!」と思うのですが、読むのに時間がかかるし、話はよくわからないし、何よりつまらなくて、結局いつも匙を投げてしまっていました。
留学に関わらず、英語の勉強をしようと思って挫折した方の多くは、こういった経験をしたことがあると思います。
英語にあまり慣れていない人や、英語が苦手だよという人は、まずは自分のすでに知っている洋書や洋画のタイトルを使って英語になれるようにしましょう。
多少わからない表現があったとしても自分の脳内で保管ができますし、なにより日本語訳をある程度知っていると、「あのセリフは英語でこういう風に書かれていたんだ!」という感じでネイティブの英語を自然に学ぶことができます。
私はハリー・ポッターを1日30分きっかり読むというのを1年弱くらい続けていたのですが、すごくいいReadingの勉強になりました。
初めは30分で2~3ページくらいしか読むことができなかったのですが、1冊目の賢者の石を読み終わるころには7ページほどと、倍以上のスピードで読めるようになっていました。
5巻の真ん中くらいまで読んだところで、TOEFLの勉強に集中するために一旦読むのを止めましたが、また落ち着いたら最後まで読み切ることができればと思っています。
NHK World Radio Japan
リスニングの練習としては、PodcastのNHK World Radio Japanを通勤中とお昼休みに聞いていました。
やはりアナウンサーの方が話している英語なので、はっきり発音されており、ドラマやほかのPodcastなんかの英語よりも聞き取りやすいです。
また、日本のニュースが中心なので、難しい単語などもある程度予測を付けることができます。(集団的自衛権とかね)
ちょっと聞いてみたけど、全然わかんないよーっていう方、大丈夫です。
偉そうに解説していますが、私も初めは何を言っているかわかりませんでした。
ですが、1回目に聞いたときはわからなくても同じものを2回、3回くらい意識的に聞いていれば、少しずつ分かるようになってきます。
また、毎日聞いているとわかると思うのですが、前日のニュースの続報的な内容も多いため、一度わかれば次からは理解することが結構簡単になります。
3か月くらいすると耳が慣れてきて、半分くらいは聞き取れるようになります。
これも1年ほど続けて聞いていましたが、途中でやめました。
理由は、TOEFLの英語のスピードよりかなり遅いからです。
英語を聞き慣れていない人や、Listeningのスコアが20未満の人にはお勧めできますが、Listening得意だよーっていう方は、後日また解説するTEDとかから入るとよいかもしれません。
キクタン
私は単語帳として、このキクタン【Basic】を選びました。
なぜなら!私は高校レベルの単語すら覚えていなかったからです!
私は暗記が死ぬほど嫌いで、受験期も単語帳は最初の30ページくらいまでしか手を付けていませんでした。
そのため、TOEFLうんぬんよりまずは基礎の英単語を身に着けたいと考え、このキクタン【Basic】を購入しました。
書籍と違い、アプリの一番の良いところはいつでもどこでも発音を聞きながら単語を覚えられるところです。
単語を覚えるときに最も大切なのは音、綴り、意味、この3つが1つの情報として組み合わさっていることだと思います。
よく単語帳を見るだけで単語を覚えようとする人がいますが、TOEFL対策ではそのような方法は厳禁です。
TOEFLではListeningやWritingでもかなり高い語彙力が要求されるためです。
単語を覚える際には必ず発音を聞きながら、また余裕があるときは単語を口に出したり紙に書いたりするようにしてください。
このキクタンを使い、私は通勤時間に1日100単語前後必ずやるよう心がけていました。
たまに電車の中で寝てしまった時や休日なんかは、家で発音しながら練習していました。
他にもたくさん単語アプリはありますが、私にはこのキクタンがかなり合っていたので、基礎となる単語力はかなり身に着けることができました。
私は前述のとおり、かなりの英単語初心者だったため、この【Basic】と【Advance】を完璧にマスターするまでTOEFLの単語には手を付けませんでした。
しかし、大学の受験期にしっかり基礎を身に着けた方や、会社で英語を頻繁に使っている方なんかは、いきなりmikanやTOEFL3800に取り組んでもよいかもしれません。(こちらも後日説明します)
Rarejob
実は、これはかなり前からやっていました。
友達が「Skypeとかでネイティブの先生と英会話できるんだよー」と教えてくれたので、毎日25分プランを3年ほど続けています。
何といってもオンライン英会話の利点は安いこと!
オンライン英会話の講師はフィリピン人が多いです。
フィリピンの公用語はタガログ語ではありますが、教育機関等では英語を使うことが非常に多く、ネイティブと言っても過言ではないほどです。
フィリピンの物価や人件費は非常に安いため、フィリピン人講師を採用しているオンライン英会話は通常の英会話教室より格段に安いのです。
ただし、先生によってかなり当たり外れが激しかったり、またTOEFL対策にはあまり力を入れていないなどといったビミョーなところもあるため、私はTOEFLとは関係なく、「ネイティブの人と英語を話す貴重な機会」とだけとらえて、英会話に取り組んでいました。
オンライン英会話の利点、また欠点については後日また改めて書いていきます。
とりあえず、私はこのRarejobの「Daily News Article」を使って先生とレッスンをしていました。
これはおおよそ中級程度の記事となっており、単語の難しさも英語に慣れていない人間にとってはちょうどいいかと思います。
途中で先生が記事の内容について質問をしてきたり、最後には先生と記事についてディスカッションをしたりと、かなり充実した内容となっています。
私も初めはかなりカタコトでしたし、ディスカッションもうまくできませんでしたが、1日25分のレッスンと復習を30分やることで、確実に実力をつけることができました。
日本人は特にSpeakingの機会がゼロといっていいほどないと思うので、こういった安いオンライン英会話を利用して、英語を話す練習をしていくのが良いかと思います。
以上、かなり長くなってしまいましたが、私がTOEFL対策を始める前に英語の基礎力を付けるために勉強した教材でした。
通勤時間とお昼休みで30分~1時間、帰宅してから2時間程度勉強していたと思います。
このくらいの時間なら、多少残業をしたとしても余裕をもってノルマをこなせました。(これ以上は、結構体力・精神的に厳しかった…)
3か月ほどこの勉強法で力を付けた後、TOEFLの対策に挑みましたが、それでもかなりハードルが高く感じられました。
英語が苦手な方、英語を使うことに慣れていない方は、いきなり背伸びをせず、自分に合った実力の勉強から始め、少しずつ段階を上げていくことをおススメします。
次回からはTOEFL対策の具体的な内容を書いていきますね。
それでは。